仏検公式ガイドブックとは
2018年度版 仏検公式ガイドブック 傾向と対策+実施問題
『仏検公式ガイドブック』は、仏検を実施しているAPEFが編集した、唯一の公式問題集です。
前年度の試験問題・データをふまえた最新版を毎年刊行しています。1級から5級まで、7つの級にそれぞれ1冊。
各巻2部構成の第1部では、各級の傾向と対策を練習問題を交えてくわしく解説。
第2部では、前年度に実施した試験問題に丁寧な解説・解答がついています。
書き取り・聞き取り試験問題も、付属のCDでしっかり練習できます。
フランス語の実力アップと仏検合格のために是非ご活用ください。編集:公益財団法人 フランス語教育振興協会(APEF)
発売:株式会社 駿河台出版社
以前は仏検公式問題集という書名で、仏検の過去問のようなものです。
仏検受験者には必携の書です。
仏検公式ガイドブックがあれば、他に参考書や問題集は不要かもしれません。
しかし他に参考書や問題集があるからといって、仏検公式ガイドブック無しはおすすめできません。
仏検公式ガイドブック相当の書籍が存在していないからです。
実は、2020年度版から仏検公式ガイドブックが刷新されます!
傾向と対策部分と実施問題が別冊になります。
発売後に実際に内容確認してレポートします。
各級の公式ガイドブックの内容や価格はこちら:
仏検公式ガイドブックの何が良いの?
各問題毎に、受験生の正答率や誤答例がわかる
これは公式ガイドブックでなければ記載できない価値ある内容です。
これがあることで、自分が受験生の中でどういう位置にいるのかわかり、何が不足しているのかが見えてきます。
例えば合格率が75%の受験問題で、正答率が85%の問題を間違えていたらマズイですからおさらいが必要です。一方で正答率が20%を切るような難問も出題されていますので、それは優先度が低い(つまり放っておいても良い)と割り切ることができます。
第1部も第2部も、実際に出題された問題である
臨場感が違いますね。自分が受験した時にこの問題が出ていたらマズイなぁとか。
それに仏検の場合は、ほぼ同じシチュエーションで主語だけが変わったとか、時制や目的語だけが違っているみたいなことが起こります。つまりガイドブックの問題は予想問題でもあるのです。
2度美味しい!
受験勉強を始める際に、自分の置かれている状況を確認するのに役に立ちます。
そして受験本番前1週間で、総仕上げのテキストとしても使えますので美味しいのですね。
悪書もある中では無難なチョイス
書き難いことではありますが、仏検の名を関した書籍の中にはどうにも役に立ちそうもない悪書も見受けられます。
書店でいくつか手に取ってご覧いただくとわかると思いますが、数日で合格できるようなタイトルの割に中身が伴っていないのです。
そういう悪書を掴まないためには公式ガイドブックが無難な選択となります。むろん良書もありますので、それは別途紹介します。
仏検公式ガイドブックの悪いところは?
ボリューム(問題数)が少ない
第1部は各問題別の解説で、第2部が過去2回分の実際に出題された問題です。
英検のように過去問6回分のテキストが欲しいです。(各設問別の受験生の正解率付き)
2次試験の内容が薄い
ガイドブックという名に相応しくないほど中身はあっさりとしています。
ただ2次試験については別に分析しますが、仏検の1次試験を実力で合格できている人なら2次試験は合格します。
それは合格率からも裏付けられます。
なので、どうでも良いとまでは言いませんが…
それと2次試験の無い5級、4級、3級には関係ありませんね。
仏検公式ガイドブックは、4月に入ると第2部の試験問題が更新され新版として出版されます。
第1部も内容にフィードバックが入ります。
したがって春季受験者は本番が6月ですので、4月の新刊を待って購入すれば良いですね。
内容の詳細は書店で実際に手に取って中身を見てご確認ください。
くれぐれも古いものを買われませんように。