仏検2次試験合格率の不思議とは

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仏検の合格率については、以前から不思議な状況が続いています。

合格率に変動が少ないのです。

 

仏検2次試験合格基準点と合格率

2014年度の合格基準点と合格率

1級    :31点 82%
準1級   :22点 81%
2級(春) :18点 84%
2級(秋) :19点 84%
準2級(春):19点 87%
準2級(秋):18点 86%

2015年度の合格基準点と合格率

1級    :31点 83%
準1級   :23点 80%
2級(春) :18点 87%
2級(秋) :19点 85%
準2級(春):20点 86%
準2級(秋):18点 86%

2016年度の合格基準点と合格率

1級    :31点 90%
準1級   :23点 81%
2級(春) :19点 85%
2級(秋) :20点 83%
準2級(春):18点 84%
準2級(秋):18点 84%

ちなみに2016年の1級については受験者数が100人を割り込むどころか77人という稀に見る少なさなので統計的な傾向が表れにくかったと思われます。

不思議な傾向

1次試験結果に比較し、仏検の2次試験の合格率は割と同じ割合を保っています。

1級と準1級は80%以上

2級と準2級は85%前後

しかし合格基準点が変動しているのです。

このことをみるといろいろに想像したくなります。

つまり仏検サイドで想定する合格率があって、それに合わせて合格基準点が決まるのではないかということです。

いずれにしても80%を超える合格率の試験は、試験そのものの難易度はさておき合格しやすいと言えます。

英検の2次試験と比較すると

英検の2次試験では1級の合格率が60%台なので低いです。

それ以外の級では80%を超えていますので、数字だけ見ると英検の2次試験も合格しやすいと言えます。

英検のシステマティックに進行する2次試験と違い、仏検の2次試験は受験生のコミュニケーション能力を見極めようという意識が強いような印象を受けます。

受験生の説明が支離滅裂になっても、もう少し詳しく説明してくれとか、〇〇とはどういうこと?と言い直しの機会を与えてくれます。

そのため短い試験時間が途中で終わってしまうことが起きるのですが…

だとすると仏検の2次試験で気を付けることは2点のみです。

日本語を喋らない!

黙り込まない。自信が無くてもフランス語で伝える

ちなみにフランス語の正しい発音、リエゾンやアンシェヌマンなど、数字や性別・単数複数などの基本の「き」はしっかりと復習しておきましょう。

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